家庭教師をする上で課題となる勉強のさせ方
家庭教師をする上ではいかにして生徒に勉強させるかということが一番大きな課題となるのが典型的です。生徒がやる気をもって家庭教師の依頼をしてきている場合には仕事は基本的には簡単であり、生徒の要望に応じて受け答えを行ったり課題を出したりしていくだけでも十分に成績が伸びていきます。しかし、生徒にやる気がなく、勉強の習慣を付けさせる目的や勉強するというのはどういうことなのかということを教えて欲しいという目的で親が家庭教師尾をつける判断をした場合には、生徒が自主的に勉強する状況を作り出さなければならないのです。塾の指導とは異なり、実際に生徒に直接指導できる時間がわずかしかないのが一般的であり、そのわずかな時間の指導だけで成績を上げたり偏差値を上げたりするためには生徒が自分で効果的な勉強ができるようにならなければならないのです。
受験勉強を目的としている生徒は比較的扱いが容易であり、毎週適切な量の課題を課していくことによって勉強せざるを得ない状況を生み出せばその課題をこなせるようになっていきます。それ以上に期待するのは難しいものの、徐々に課題をこなすことを通して勉強の仕方を身につけていきます。一方、授業のフォローの場合には自分でわからないことを見つけて対処する力を育む必要があります。大切なのは何がわかっていないのかがわかるようにしてあげることであり、その具体的な内容は学校の先生に聞かせることで勉強させることができます。