家庭教師で家が変わる

例えば塾などでも、よい塾は定期的に生徒の入れ替えを行い、生徒たちの競争意識を促そうとします。成績の停滞している子はクラスを変えることで奮起を促し、成績のいい子に対しても、ライバルになりそうな子を同じクラスに入れることによって、いい生徒なりの停滞をふせぐわけです。このように学習環境によって人が変わるというのは、家庭学習においても同じことが言えます。子供が全く家で勉強しないというのは、そういう環境が癒えの中にできあがっているということです。

それには、分析し難いくらいさまざまの原因が絡んでいるわけですが、その原因をいちいち分析する必要はありません。結果として、そういう環境ができあがっているのだから、それを変えていくことで、子供の行動も当然変化していきます。家庭環境を変える上で大切なのは、外に開かれた家庭にすること。その意味で、家庭教師を入れるというのもいい方法です。

外部の人が来るとなると、掃除もしなければならないし、勉強部屋がゲームや漫画で埋もれていたら、ちょっと恥ずかしいですね。閉ざされた家の中で知らず知らず当たり前になった環境や習慣が、家庭教師を入れることで正常になり、おのずと普通に勉強する環境が整ってきます。できれば、家庭教師が来ている時間だけでなく、それ以外の時間も同じ様に学習が進められるように、自学自習の方法も相談しておくといいでしょう。自習用のカリキュラムを立ててもらっておいてもいいでしょうね。